BOB-LIFT SQ1Z-Eは、1トンの電動ミニクレーンで、ワイヤレスリモコン(SQ1Z-ER)または手動レバー操作(SQ1Z-EM)から選べます。12 V電源で動く1200 Wの電動油圧ユニットが、ブームの起伏、ブームの伸縮、360°旋回を駆動するため、トラックのPTOは不要です。定格荷重表では、1.2 mで1,000 kg、2 mで500 kg、2.8 mで200 kg、最大フック高さは3.1 mです。車両搭載でも据え置きでも設置でき、クレーン本体の重量は235 kgです。
型式名の意味
SQ1Z-Eでは、SQはBOB-LIFTクレーンの型式接頭辞、1はトン単位の定格荷重(1,000 kg)、Zはナックル(折りたたみ式)ブーム、Eは電動駆動を表します。最後の文字は操作方式を示し、SQ1Z-EMは手動レバー、SQ1Z-ERはワイヤレスリモコンです。同じ設計の2トン版はSQ2Z-Eです。
作業半径ごとの吊り上げ能力
他のクレーンと同様、ミニクレーンもフックが外側に伸びるほど吊り上げ能力は低下します。SQ1Z-Eが最大の1,000 kgを吊れるのは、旋回中心から1.2 mまでの範囲だけです。2 mでは上限が500 kg、最大リーチの2.8 mでは200 kgになります。各吊り作業は1トンの定格値ではなく荷重表に基づいて計画してください。1,000 kgの荷物はコラムの近くで吊る必要があります。
| ブーム段 |
作業半径 |
定格荷重 |
フック高さ |
| 第1段(ブーム格納時) |
1.2 m |
1,000 kg |
2.1 m |
| 第2段(油圧伸長) |
2 m |
500 kg |
2.6 m |
| 第3段(手動伸長) |
2.8 m |
200 kg |
3.1 m |
バッテリーを備えた電動駆動
このクレーンには電動油圧パワーユニットが搭載されており、1200 W 12 V DCモーター、ポンプ、オイルタンクがコラム基部に一体で組み込まれています。標準的なバッテリーは12 V 60 Ahのパックです。工場出荷仕様ではパワーユニット横のフレームに収められ、専用のAC充電器が付属するため、作業場の床や埠頭など車両電源のない場所でも稼働できます。
このパワーユニットは、積み下ろしのような断続的な吊り作業向けに設計されています。何時間も連続で動かし続ける用途は想定していません。バッテリー駆動で長時間連続して吊り作業を行うとバッテリーが消耗するため、作業の合間に充電してください。
2つの操作方式:SQ1Z-EM と SQ1Z-ER
SQ1Z-Eは、同じクレーン、パワーユニット、ブームのまま、次の2つの操作方式から選べます:
- SQ1Z-ER、ワイヤレスリモコン:スタート/ストップボタンと6つの動作ボタン(ブームの上げ下げ、伸縮、左右旋回)を備えたハンディリモコン。各ボタンがクレーンの電磁弁を操作するため、オペレーター1人が荷物を最も見やすい位置に立ち、空いた手で荷物を誘導し、合図役なしで荷を降ろせます。
- SQ1Z-EM、手動レバー:コラム横のバルブバンクに、ブームの上げ下げ、伸縮、旋回用のレバーが1本ずつあります。ペアリング、充電、交換が必要な無線機器がないため、最もシンプルな機械を求め、毎回クレーンのそばで操作するユーザーに向いています。
ブーム、旋回、取り付け
- 起伏:油圧シリンダーがブームを上げ下げし、フック高さと作業半径の両方を変えます。
- 伸縮:第2段ブームは油圧で伸縮し、リーチを1.2 mから2 mまで伸ばします。第3段は手動延長アームで、手で引き出してピン留めすると最大リーチの2.8 mになります。
- 旋回:油圧モーターが歯付き旋回ベアリング上のコラムを回し、360°旋回します。車両を動かさずに、車両横の地面から荷物を吊り上げて荷台へ旋回できます。
- 取り付け:車両搭載または据え置き。ベースプレートはボルト固定で、溶接も車両の改造も不要です。ブームを下げて格納した状態の寸法は750 × 520 × 1570 mm(長さ × 幅 × 高さ)で、荷台の占有スペースはわずかです。
- オプションのベースカート:サイドアウトリガー付きベースカートに載せた仕様も用意しています(285 kg、全体寸法1450 × 900 × 1680 mm)。
- フック:ブーム先端に安全ラッチ付きスイベルフック。ウインチはないため、フック高さはブームの起伏と伸縮で調整します。
主な用途
手で運ぶには重すぎるが、大型クレーンを使うほどではない荷物を扱う場面で、このクラスのクレーンが使われています:
- ピックアップトラックや小型トラックの積み下ろし:金型、機械部品、建築資材。
- 整備工場:エンジン、トランスミッション、重量部品の吊り上げ。
- 農場・果樹園:農業機械の部品、肥料、資材。
- 太陽光発電設備の設置、自治体の保守作業、小規模な建設現場。
安全な使用と手入れ
- 荷重表の作業半径における荷重を絶対に超えないでください。また、荷物の斜め吊りや引きずりは行わないでください。
- ベースは、クレーンの吊り上げモーメント(1.2 mで1.2 t·m)に耐えられる十分な強度の構造物にボルトで固定してください。
- 開放型の旋回ベアリングとピボットピンには常にグリースを塗布してください。屋外では泥や砂で旋回ベアリングとシリンダーシールの摩耗が早まります。
- シリンダーシール、ピン、ブッシュなどの消耗部品は標準サイズです。12ヶ月の保証期間中も、保証終了後も当社から供給します。
SQ1Z-Eのお見積もりには、クレーンの設置場所(車両の荷台、床、埠頭)、ご希望の操作方式(EMまたはER)、ベースカートの要否をお知らせください。構成はお見積もりとあわせて確認します。